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● 日室の鎌祭り 県指定無形民俗文化財 |
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| 七尾市日室町 諏訪神社 Map | |
荒ぶる風鎮め豊作祈る鎌祭り ![]() |
何の意味だかサッパリ?という、若い人もいるだろう。台風をさす言葉である。 農作物の収穫間際にやって来て、大きな被害をもたらす台風がどうして起きるのか、全く分からなかった昔の人たちは、立春から数えて二百十・二十日を、厄日ととらえていた。 なんとしても台風の被害をまぬかれ、実りの秋を…という人々の願いは、いろいろな風習を生んだ。三日間夜を徹して踊る、 有名な越中八尾の 「おわら風の盆」もその一つだ。 能登では神木のタブノキに、二挺(ちょう)の鎌(かま)の刃を打ち込むという、一見残酷で意味深長な奇習が今に残る。鎌には風を鎮(しず)め、風を切る力が宿っていると、信じられていた。 この祭りは、諏訪大社の「御柱」信仰と、深く関係があるようだ。 |
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農作物を刈り取る用具が、一方で風を切り、鋲める呪具の一つにもなる。 江泊の日室(ひむろ)諏訪神社では、魚型を打刻した鎌の刃が、二本のタブノキに打ち込まれ、異様な光景をさらしている。かつて氷室(ひむろ)があった山間地で、灘浦にも漁に出ていた土地柄、魚の姿を鎌に打刻したのは、豊作とともに豊漁を祈願してのことだろう。
生木に刃物を打ち込んでまで、人々は実りの秋をひたすらに祈った。鎌打ちの光景を、残虐とみる人もいるだろう。だが今日の私たちは、コンクリートや鉄骨、不燃樹脂など、自然循環不能な「刃物」を、数万倍、数億万倍という規模で、地球という生木に、昼夜こりずに打ち込んでいるのである。 中日新聞社 「能登燦々 百景百話」より |
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| 七尾市日室町に伝わる諏訪神社の奇祭。江戸期は、灘浦有数の漁村である江泊の枝村で、山中の町でありながら漁業とは深いつながりがあるため、神木、タブの木に魚の形を刻印した二丁の鎌を打ち込み「鎮風」「豊漁」を祈願する祭儀。 | |
| 能登の諏訪祭りの鎌打ち神事 県指定無形民俗文化財 (平成4年10月9日指定) 8月27日(金) 11:00 七尾市日室町 諏訪神社 (JR七尾駅下車/お車で30分) TEL0767-53-8424 |
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